謎のキャラクター ゴルゴ13の正体とは?諸説まとめ
謎に包まれたゴルゴ13。
議論とこれまでの考察からその正体の有力な諸説をまとめてみました。
芹沢五郎説
暗殺を家業としてきた一族の当主、息子4人が殺害された芹沢家殺人事件での生き残りが芹沢五郎である。1964年、五郎は8歳の時に銃で父と兄4人を殺害し、その後芹沢家暗殺教官の佐久間に引き取られ暗殺訓練を続ける。その後姉と再会するも姐は消息不明となり、芹沢家使用人、佐久間が暗殺される。
おそらく実行犯は五郎であり、これらの暗殺事件の後五郎はパリへ飛び立ち、以降消息不明になる。五郎が関係者をすべて暗殺していることからゴルゴの正体である可能性が高い。
東研作説
引用 ameblo.jp
生年月日は不明で幼少期は京都で過ごすことからゴルゴと共通する点はほぼないと言えるも、10歳の時のに母親とその愛人であるアメリカ軍将校ウイリアムの不倫現場を目撃し銃で殺害する。研作はその後I機関で工作員として優秀な成績を残す。
I機関から独立しようとした研作だが、トルコで諜報活動中にCIA工作員に殺害される。ただこれは独立するための見せかけという説があり、実際に研作が殺害された場面は描写されておらず目撃情報もない。芹沢ほどではないが可能性はある。
東郷狂介説
「毛沢東の遺言」で登場。東郷は日本人とロシア人の混血で、3歳の時病気で寝込んでいる母を銃で殺害してしまう。その後、毛沢東に拾われ殺人の英才教育を受けるも数年で消息不明となる。ゴルゴ自身がデューク東郷と名乗ったりしていることから関係性が高いとされており、実際に東郷狂介が生まれたのは1941年でゴルゴの顔や体から推測すると当てはまる確率がある。
この話でゴルゴと接触した人は全て殺害されているため何らかの関係があることは間違いなく、芹沢と同等もしくはそれ以上にゴルゴである説がある。
五島貴之説
2.26事件に参加し青年将校たちが自決する中、1人が姿を消した。自決の直前に自分は清朝との混血で純日本人ではないと告げられ、その後満州へ渡り馬賊の頭目となった後ロシア人と結婚、そして生まれたのが五島貴之である。五島貴之が7歳のころ父・秀之から愛用していた銃を貰い、父たちが危険にさらされた現場で10人を殺害する。この時初めて人を撃っている。
その後父たちとともにイスラエル建国運動に協力するも父は母になる予定だった女性を失い、弟・政之と貴之を残して失踪するが、後に父と政之が対面するときに護衛していたのがゴルゴであり、護衛自体滅多にしないこと、目元が貴之とそっくりだったことから本人ではないかと疑いをかけられるも、その疑いをかけた日本人記者が事実確認の為旅立つも消息不明に。
レゴリー・皇士・東郷・ロマノフ説
日本とロシアの混血で、シベリアイルクーツク州で生まれ、幼いころから射撃、格闘技の訓練を受ける。動物の動きを読んで射撃する読み撃ちが得意であったことが描写されており、父をチェーカーとの戦いで失った後、父の墓を守り抜いたあと消息不明になる。幼いころから両親から愛情を受け、心優しい少年だった。
超一流の殺し屋であるシュバイツェルがクーデターの疑いを掛けられゴルゴの標的になった時、ゴルゴはシュバイツェルを読み撃ちしているも、この話はここで幕を閉じている。ただこの関連性を調査した記者が無事なところを見ると関係性は低いと見て取れる。
東堂高志説
陸軍特務機関”卍”の東郷征一郎大尉と小学校教員の母との間に生まれたのが東郷高志である。数年後ソ連軍に犯された姉が舌を噛み自決し、5歳の高志はソ連兵を殺害する。その後中国人である馬天明に拾われ馬禿鷲と名付けられ中国拳法を教わる。
10年後、毛沢東の解放軍4人に尋問を受けたのち殺害し、馬一家に別れを告げ黒河地方で毛沢東軍と戦う黒竜団に入り射撃術を学ぶも、その後黒竜団を脱退しベトナムでヨン・リー・バンミンと名乗り活躍したのち、グエン・フン・ロウと出会い、圧倒的な成績を上げるもグエンに裏切られ銃殺される。この証言があることとアメリカから懸賞金をもらい亡命したことからゴルゴである可能性はかなり低いと考える。
東郷英治説
父親が東郷麟三、母親がナタリアで日系ユダヤ人として上海租界で生まれる。
幼少期に両親が無残に死んだところを目撃したために、心を閉ざしたかのように無口な性格となってしまう。その後、建国したばかりのイスラエルへ渡り軍へ入隊、射撃や格闘技で優秀な成績を残す。しかし第三次中東戦争において所属部隊が全滅してしまい消息不明になったのち死亡したとされているが、研作と同じく死んだ確証がないためゴルゴである可能性は捨てきれないが、芹沢や研作ほど確信めいたものはない。
みんなのコメント

N 通報する
私はむしろ、全員がゴルゴ13ではないかと思っています。
根拠としてはケネディ大統領の暗殺を初め、各時代の節目にゴルゴの影が囁かれています。ですが、超人的とはいえゴルゴも人間であることに違いありません。人間であるという前提の話になりますが、それで考えるとゴルゴ13という人物はその時代、時代に彼の名を引き継ぐ者がいてゴルゴ13として動いているのではないでしょうか。それこそ、起源はゴルゴの名前の由来でもあるゴルゴ丘の13人目から始まり現代に脈々と引き継がれている。
そう考えれば、これまでの候補は全てがゴルゴであった者であり、今のゴルゴとは別人になります。ですから、ゴルゴ13が自分の出生を聞かれた時、答えをどちらでもない真ん中にしたのだと思います。