名脚本家・岡田磨里のアニメ脚本はなぜおもしろいのか?
岡田磨里さんは、幅広い作風、個性豊かなキャラクターを的確にかき分ける脚本家として、アニメファンからは高い支持を得ている脚本家です。
関連まとめ
2クールを狡猾に使う。(1クールで鏤めた伏線の回収が上手い)
1クール目でたくさんの伏線を鏤めておき、2クール目に物語が突入した途端、怒涛の勢いでそれらを回収し、物語を目まぐるしく動かす。これが、岡田さんが脚本を手掛けた作品の特徴です。
該当する作品としては怪異『イマシメ』との闘いを余儀なくされた少年少女の姿を描いた『M3~ソノ黒き鋼』や、カードバトルに翻弄されていく少女達を描いた『selector』シリーズが挙げられます。
引用 www.onsen.ag
2014年4月から9月まで日本で放送されたテレビアニメ。2014年3月13日に正式に発表された。
脚本は岡田麿里のほか、大西信介、鴨志田一、小柳啓伍、和場明子、小林英造、大河内一楼。
複雑な恋愛関係、人間関係の描写、四角関係・五角関係の作り方が上手い(女性らしい)。
様々な感情で、複雑に構成された人間関係を描くことに定評があるのも、岡田さんの脚本の特徴です。それは、物語に本筋があるにもかかわらず、時にはこうした人間関係こそがこの作品の本題であり本筋でははないのか、と見ている者に思わせるほどです。
岡田さんが描く人間関係を堪能したい方は『凪のあすから』がおすすめです。切なさいっぱいの複雑な人間関係、恋愛模様が描かれています。
2013年10月から2014年4月まで放送された日本のテレビアニメ。漫画雑誌『月刊コミック電撃大王』(KADOKAWA アスキー・メディアワークス)。
脚本は岡田麿里、横手美智子、吉野弘幸、和場明子、根元歳三、西村ジュンジが務めた。
魅力的なキャラクターが多い。
岡田さんが描くキャラクターは、誰もが様々な個性に満ちています。しかもそうしたキャラクター達は、人間らしさに満ちているので、作品を見ている人は感情移入がしやすい、そして物語に没頭しやすいと言えます。一方で、誰しもが眉を顰めるような、強烈過ぎる個性を持ったキャラクターが登場するのも、特徴であり魅力でもあります。
『花咲くいろは』の主人公、松前緒花は、誰しもが応援したくなるようなキャラクターですし、逆に『selector』シリーズに登場する蒼井晶や『M3~ソノ黒き鋼』に登場する伊削ヘイトなどは、強烈なキャラクターの代名詞とも言えます。
2011年4月から9月まで放送されたテレビアニメ作品、および、これを原作としてメディアミックスで製作される作品群の基本タイトルである。アニメ製作者公認の略称は「花いろ」で、製作委員会名にもこの名が使われている。
脚本は、岡田麿里、樋口達人など。
恋愛作品を書かせたらアニメ業界では右に出るものがいない。
恋愛作品を描く手腕は勿論ですが、恋愛作品を通じて人間の成長をしっかりと描いているのが、岡田さんの脚本の特徴です。そのため、岡田さんが脚本を手がけた恋愛作品は、恋愛作品が苦手な人からも支持を受けています。
これは、岡田さんの出世作のひとつとして知られている『true tears』や、代表作のひとつ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』を見れば、実感できます。
監督は西村純二、アニメーション制作はP.A.WORKS。La'crymaから発売された同名の恋愛アドベンチャーゲームの名前を継承しているが、全くのオリジナルストーリーとなっている。
岡田麿里はシリーズ構成などで指揮を執った。
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