【感動TOP25】テラフォーマーズ名場面ランキング(ネタバレ注意)
関連まとめ
25位:中国軍による火星での総括
火星での戦闘が終結した際、生き残った中国チームの西春麗たちは凱将軍から何故本国を裏切ったのかを問い質されます。彼女達はそこで「死んだ劉に無理やりやらされたことだ」と言いはります。
劉は貧しい村の出で、悲惨な幼少期を送った人間。その経験から国を内側から変えようと戦ってきた信念の男です。西たちはそんな劉を慕っており、本来であればここで言いたいこともたくさんあったにも関わらず、涙を飲んで全てを劉の所為にして生き残り、その意思を継いで内側から国を帰る道を選ぶのでした。
24位: アドルフ・ラインハルトのが妻に電話するシーン
アドルフが妻に対して電話越しに愛していると伝えるシーンは、他のシーンに比べて粒立てられてはいません。けれども、それまで無愛想に描かれていたアドルフの人間味が垣間見え大変印象に残るシーンです。
また同時に、彼の妻は浮気しており浮気相手の子を出産し、アドルフの子供として育てています。そして、彼はそのことを全部知っています。知った上で「愛している」と電話越しに言っているのです。
そう考えるとこのシーンは妙に訴えかけて来るものがあります。
23位:本郷丈一と妹との再会
本郷丈一は、数年前に行方不明になった妹を探すために一警護へ所属した人間です。彼はある作戦において、ようやく妹がいるかもしれない施設にたどり着きます。しかし、そこで交戦中の敵、金姫(ジンジェン)・フォン・ヴィンランドからすでに妹は死んでいるという無情な告知を受けます。
絶望し呆然とする中、金姫から強烈な攻撃を胸に受け本郷はそのまま戦いを諦め掛けます。そんな彼の耳に届いたのは「お兄ちゃん」という聞き慣れた声でした。本郷の妹は実は生きていたのです。
妹の生存を知った本郷は意気を取り戻し金姫を下します。そして戦いが終わった彼は妹をきつく抱きしめるのでした。新章屈指の名シーンでした。
22位:ドナテロ・K・デイヴスVSテラフォーマー
バグズ2号が火星で襲われた際、艦長のドナテロは他の船員たちを逃がすために孤軍奮闘し、驚異的な数のテラフォーマーを倒していきます。
自身の命を投げ打ってまで戦うその姿勢は小町小吉の心に深く刻まれ、後に彼はドナテロを「もっとも尊敬する戦士」と評しています。
21位:ミッシェル・K・デイヴスと母との別れ
ひょんなことからミッシェルの家に遊びに行くことなった膝丸燈たちは、彼女の家でもてなしを受けます。ミッシェルの母親は娘が友達を連れてきたことに喜びを隠しきれない様子。しかしそんな団欒も束の間、彼らの元に非常事態を告げる連絡が入ります。
ミッシェルの母は自分の娘が危険な任務に赴くことに耐えられず、引き止めようとします。そんな母親にミッシェルは「ごめん」とつぶやき、優しく抱擁し、戦地に向かうのでした。
このシーンはミッシェルと母親の強い絆が垣間見える名場面です。
20位:劉翊武の死の最後
劉は火星での作戦で仲間を裏切り、数々の死者を出した元凶です。しかし同時に彼は自国の不平等さや貧しき者がただ搾取されるだけの宿命を変えようとした信念の男でもあります。
大きな目的のために私情を捨て、自己を捨てて戦って来た人間と言ってもいいでしょう。そんな劉の最期は絶命した小牧小吉に自身の心臓を移植して力尽きるというものでした。
自分を捨てて 信念に生きてきた彼を象徴するような死に様でした。
19位:サムライソードVSテラフォーマー(ウロコフネタマガイベース)
サムライソードは日本防衛のための戦闘中ウロコフネタマガイがベースのテラフォーマーに敗北寸前まで追い詰められます。
もうダメかと思ったその時、一人の老人が飛び出し、彼女を身を呈してかばいます。さらに少年までもが彼女とテラフォーマーの間に割って入り「…つっ…次は…!!ボクが!!… オっ…オレが相手だ!」と啖呵を切ります。
今まで守られるだけだった一般人が、自分を守ってくれた人間のために自らの命も顧みず勇気を振り絞って敵に挑むその姿は、読者に深い感動を与えました。
18位:紆余曲折の末オフィサー集合シーン
中国の宇宙船、九頭龍を駆る凱将軍との戦闘で、初めてオフィサー達が集結共闘します。
見開きいっぱいに描かれた彼らの姿は大変力強く、この人たちならばきっと大丈夫!という、言い知れぬ期待を感じさせてくれます。
ちなみにこの見開きでオフィサーたちがとっているポーズは、単行本の表紙でそれぞれのキャラクターがとっているポーズとリンクしており、ファンの心を熱くさせます。
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