【名場面Best30】ドカベン 名場面ランキング(ネタバレ注意)
30位:お金がない!
引用 arcadia5.com
両親を早くに亡くし、畳屋を営む祖父の手ひとつで育てられた太郎とサチ子。当然その暮らしは楽ではないが、そんな山田家に吉報が入る。祖父の畳の腕を見込んだお客さん(岩鬼家)より畳64枚もの大口注文を受注したというのである。
朝食時にこの話題で盛り上がる三人。そんな金持ちの話に、悪気もなく我が家の財政難に疑問を抱く妹・サチ子。そしてその疑問にどこぞの和尚さんのような奇怪な返しをする兄・太郎、つつましくも微笑ましいシーンである。
しかし次の瞬間、傍らに置いていた穴の開いたトタン板を手にした太郎はそれを頭から被り雨の中へ飛び出した。山田家には傘を買う余裕のないほどに家計はひっ迫していたのである。そんな現実を苦ともしない太郎の健気さが涙を誘うシーン。(単行本1巻より)
29位:ハイジャックが生んだ異色のツーショット
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春のセンバツの優勝を決めた殿馬のサヨナラホームラン。しかしそれは、すなわち殿馬の野球への別れの一打であった。
海外の有名ピアニストからのオファーもあり殿馬の離脱を覚悟した土井垣監督であったが殿馬は野球部への残留を表明する。オファーへの断りの為ニューヨークに赴いた殿馬の帰りの飛行機がハイジャックされるというショッキングなニュースが野球部の元に届く。日本に辿り着いた飛行機は着陸後、ハイジャック犯の逮捕により解決する。
その犯人逮捕に協力したのが殿馬と、野球留学でアメリカに渡っていた小林真司であった。ここでは飛行機から降りてくる二人の珍しいツーショットが紹介される。(単行本34巻より)
28位:ゴムゴムの・・・!?
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山田一年の夏の甲子園の再戦となったセンバツでの明訓対土佐丸の一戦。今回は山田へのワンポイントリリーフとして新戦力の犬神了を投入してきた。
指揮官・犬飼小次郎の期待に応え、ホームでのクロスプレイで負傷するまで様々な策を投じ見事に山田の豪打を抑えきった。その中でも驚いたのが、このゴムゴムの・・・いや腕が伸びるピッチングである。
知らない人は犬神も悪魔の実の能力者かと思うところだが、これは投げた瞬間に右手で引っ張られた左のアンダーシャツが短くなることによって腕が伸びたと錯覚させたもので、見事に山田をかく乱させた。(単行本30巻より)
27位:異色の両手投げ投手登場
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鷹丘中学柔道部時代の同胞・わびすけ(木下次郎)が敵として山田の前に立ち塞がった。
中学時代の弱々しかった姿とは見違えるほどに、スイッチピッチャーという武器で山田のバッティングのタイミングを狂わせて抑え切り明訓高校を大いに苦しめた。
試合は本来のバッティングを捨てた山田のセーフティーバント&殿馬の好走塁で春のセンバツ出場を決定づけた。
26位:小林VS山田ついに・・・
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中学時代からの山田のライバルであり、野球から離れていた山田を復活させた東郷学園の小林真司。(山田二年の)秋の関東大会準決勝において下尾高校と対戦した。
強打者の四番・仁を前にアメリカ留学で身に着けたナックルボールを解禁し見事三振を奪うが、これをキャッチャーが後逸しサヨナラ振り逃げとなる。強打者・仁相手に勝負には勝ったが試合に敗れた。
山田にとって因縁深い相手であり、友情を感じる間柄であるにも関わらず遂にドカベン史上での(中学以来の)再戦は幻に終わった。(単行本45巻より)
25位:最後の甲子園
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山田三年春のセンバツ大会は、過去に様々なドラマを産んだ甲子園大会に比べ、かなりスケールダウンしたイメージを感じずにはいられない。(水島先生ごめんなさい!)
大平監督の息子との対戦や、北海道代表校との決勝で雪が降ったり、ライバルの土佐丸との一戦もあっさりサヨナラ勝ち。もはやドカベン最終章に向けてのイントロにすら見えてくる。
最後は山田の逆転満塁打を受けてのエヴァンゲリオン最終回さながらのオールスター顔見世の大団円。これにてドカベンでの甲子園は完結となる。しかし、山田たちにはもう一回、夏の甲子園が残っている。そしてこの夏の大会にこそ、かつてないほどの激しい戦いが待っているのである。物語は『大甲子園』に引き継がれる。(単行本48巻より)
24位:勘違い?でも大復活!
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二年秋の神奈川県大会における明訓対白新の因縁の対決。緩急つける不知火のピッチングの前に山田が完封され八回終了で2-1と白新リード。ムードメーカー岩鬼に空気を変えて欲しいところだが彼も夏子に失恋し覇気がない。
しかし最終回、一死満塁のチャンスでその岩鬼に打席が回ってくる。そしてその時スタンドに夏子が現れる。夏子は悪い男に騙され有頂天になっていた自分に嫌悪感を感じ岩鬼に別れを告げにきたのであった。夏子は岩鬼に指文字で「サ・ヨ・ウ・ナ・ラ」とメッセージを伝える。・・・が、岩鬼はこれを「愛してる」と読み違える。
かくして男・岩鬼は大復活を果たし、不知火のど真ん中を悪球打ちのセオリー無視し逆転満塁ホームランを放つ。これが決勝打となり、またも白新の明訓越えはならなかった。
23位:岩鬼対影丸 因縁の対決再び!
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甲子園出場をかけた関東大会準決勝、明訓対クリーンハイスクールの一戦は先の甲府戦で記憶喪失となった山田を欠いての苦しい展開となった。
途中出場で試合中のアクシデントが元で記憶を取り戻し復活した山田が、影丸の『背負い投法』に一度は三振を奪われるが十三回の裏、二度目の『背負い投法』に対してこれを打ち砕き、サヨナラのランナー岩鬼と影丸との間で本塁上のクロスプレイが繰り広げられた。
二人には中学の柔道時代に遡る因縁があり、当時の敗者である影丸の復讐戦となったが落球により岩鬼はホームイン。試合には負けた影丸だが、当時の必殺『バックドロップ投げ』の形で岩鬼を失神させた。
22位:この男を見よ!中山畜産・豊臣高志
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新参校中山畜産高校の主砲・豊臣は、クリーンハイスクールとの対戦であのフォアマンと激突し右肩に大けがを負った。明訓とは主砲を欠いた状態での対戦となった。
主治医に「一振りなら・・・」その条件で代打に出た豊臣だが、里中の球に放った渾身の一振りはホームラン級の長打を生むが惜しくもファールとなる。もはやバットを振れる状態ではない豊臣だが交代の意思はなく、里中の次の速球を今度はレフトスタンドにホームランを打ち込む。
この一撃で右肩を完全に破壊してしまった豊臣は、気絶しそうな痛みをこらえベースを一周した。
21位:最愛の妹
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柔道時代の山田のライバル賀間剛介。中学の柔道大会団体戦の決勝・大将戦で両者は激突した。試合中、抑え込みを決めながらも遺影を現実の少女と見間違えた隙を突かれ賀間を取り逃がす。異例の再試合となったインターバルの間に、賀間の優勝に賭ける執念の理由が明かされる。
山田と同じく早くに両親を失った賀間は自らの手で病弱な妹・幸子を育ててきた。しかし看病の甲斐なく大会直前に最愛の妹を看取ることとなる。賀間は亡き妹と結んだ約束の為に優勝しなければならなかった。
ちなみに、このことを知った山田は左手を負傷した賀間に同じく片手で挑み敗退する。このことが原因で柔道部を除名された。(単行本3巻より)
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